John Henry Bonham #2
コロナなんちゅうとんでもない厄災に見舞われたりして、プログ更新もままならぬまま数ヶ月・・・
プログ自体のプラットフォームも、訳あってBloggerへ引っ越しました。
という訳で、ようやくJohn Henry Bonham #2です。
#1では、John Henry Bonham(以下ボンゾ)の使用したドラムセットを紹介しました。
彼のセットの特徴は、まずデカイ ! ということ。
バスドラムは、普通22インチですが、彼は26インチです。しかも、ノーミュート、ノーホール(フロントヘッドに穴なし)。
ただ、この時代のドラマーは実に様々で、どれが普通とは言い切れない部分もありますが・・・
ということで、今回は、彼のサウンドとは一体どんなものなのか? ということを実際のライブ音源から紐解いていきたいと思います。
物事を解明理解する方法として、同じようなものと比較するという方法があります。
つまり、同じ年代(ライブ録音に用いられた機材があまり違わない)、同じ条件(スタジオだとスタジオギミックがフルに活用できるためライブ音源の方が望ましい)、できるだけ似たような機材セットとジャンル(機材は当然ですが、ジャンルは演奏法という点においてという意味です)というように条件を揃えることで、逆により違いが浮き彫りになると考えました。
では早速、音源を並べてみましょう。
まずは、Deep Purpleでのイアン・ペイスです。
ボンゾとペイス、ほとんど同じセットながら、若干ペイスの方がさらにデカイ ! !
しかも、ペイスのバスドラもノーミュート、ノーホール !
https://ja.wikipedia.org/wiki/イアン・ペイス#1971年~1974年
バンド同士も同じようなハードロック系に括られがちですが、音楽性も対照的ならドラムスタイルも対照的です。
ここら辺が実に面白く素晴らしいですね。まさに個性の激突です。
※ただし、レコーディング時は、バスドラ22インチ1フロアの普通のセットを使用していたようです。
音源は、彼らの最高傑作とも呼び声もある、1973年の作品「Live in Japan(Maid in Japan)」より、Highway Star。
まぁ、全てのサウンドが素晴らしいですね。このサウンドの秘密を解明するのに、40年位かかりました。真実は実に意外でした。これはまた別つの機会に。
次は、Beck Bogert & Appice - 1973 Live in Japanより、「Superstition」。
ドラマーは、言わずと知れたカーマイン・アピスです。ボンゾも憧れた名ドラマーです。
これまた、日本でのライブですね。
しかしまぁやりまくっとりますなぁ〜www やっぱりジェフ先生は最高です !
高校時代に憧れまくったバンドの一つです。
アピスは、ご存知の通り2バスで、24インチと20インチを使っていたらしいです。
お次は、The Who (Live at Kilburn 1977)より、「Summertime Blues 」
ドラマーのキース・ムーンは、Led Zeppelinの名付け親でもあります。つーか、奇人変人として有名ですね。ジミー・ペイジが最初にZeppelinに誘ったのはこのキース・ムーンでした。しかし、キースはThe Whoが売れてたんで断ったんですね。
よかったですねージミー君。
いやはや、やっぱり変ですね。顔がイッテます ! 超個性的とも言いますがwww。
ハイハットがない ! !
バスドラは22インチでダブルですね。
やはり、この時代(70年代中頃まで)のロックはブリティッシュ勢に勢いがありますね。
アメリカにも素晴らしいバンドはたくさんあるんですが、ドラマーが、となると中々思い浮かびません。ということで次もブリティッシュです。
Queenのロジャー・テイラー。
Queen (Live At The Rainbow, 74)より、「Son And Daughter」
このライブも素晴らしいですね。フレディの声が絶好調です。この翌年には、既にかなり辛そうになります。あっ、ドラムですね。ロジャーのセットも実はボンゾとほぼ同じです。メーカー、サイズ。
彼の個性は何と言っても、スネアをヒットする際に必ずハイハットをバシュッとカットするとこですね。この人でしか聞いたことないと思います。
アメリカ勢で一つ忘れてました。70年代初頭、アメリカではZeppelinをも凌ぐ人気を博したGrand Funk Railroadです。ボーカルのマーク・ファーナーはフェイバリットロックボーカリストの一人だし、ウネリまくるベースのメル・サッチャーも、超バワフルで歌もうまいドラムのドン・ブリューワーも素晴らしくて大好きなバンドです。どうしてこんなに評価が低いのか分かりません。
彼らの1974年のライブより「Rock & Roll Soul」
ドンのドラムがむちゃくちゃパワフルなのが十分伝わりますね。
アメリカ勢で一つ忘れてました。70年代初頭、アメリカではZeppelinをも凌ぐ人気を博したGrand Funk Railroadです。ボーカルのマーク・ファーナーはフェイバリットロックボーカリストの一人だし、ウネリまくるベースのメル・サッチャーも、超バワフルで歌もうまいドラムのドン・ブリューワーも素晴らしくて大好きなバンドです。どうしてこんなに評価が低いのか分かりません。
彼らの1974年のライブより「Rock & Roll Soul」
ドンのドラムがむちゃくちゃパワフルなのが十分伝わりますね。
彼のセットはよくわかりませんが、見た目、バスドラ24インチでしょうか?
いや、22っぽいですね。彼もボンゾ同様、かなり低く座っているようなので、判りづらいです。
と、いくらでも紹介できるんですが、キリがないので、ご本人登場です。
1972年のUSA LAにて収録された(How the West Was Won)より、「The Ocean」と「Since I've Been Loving You」二曲続けてどうぞ。いや、22っぽいですね。彼もボンゾ同様、かなり低く座っているようなので、判りづらいです。
と、いくらでも紹介できるんですが、キリがないので、ご本人登場です。
さてさていかがでしたでしょうか ?
それぞれのサウンドの違い、十分に感じていただけたことと思います。
次回は、私見ではありますが、これらのサウンドについて解説してみたいと思います。
See You ! ! (次回John Henry Bonham #3→)
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