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John Henry Bonham #3

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改めて言うことでもないですが、このボンゾシリーズ、あくまでもエンジニア視点でお話ししてます。

前回、同時代のライバルともいうべきドラマーたちが在籍したバンドのサウンドを紹介しました。
それらのサウンドを解析することで、より深くボンゾのサウンドを理解したいと思います。

そもそも私が考えるドラムとは、そのサウンド、演奏含めて以下のように位置づけています。

1. ドラムサウンドこそバンドサウンドの要 バンドの屋台骨を支え、転がしてゆくもの。それはリズムです。
そのリズムの中心にいるのがドラムです。
2. ロックにおいて、ドラムサウンドの核とはバスドラとスネア ロックやポップスとは、元々、白人が生み出したメロディとハーモニー、そして、黒人が生み出したリズムが融合して生まれたものです。
楽典的に言うならば、バスドラは、ほとんど場合、小節の一泊目に入ります。
一拍目とは、ロックやポップスにおいてリズムの要です。
この一伯目がバシッと決まることで、バンドは動きます。

かのファンクの帝王、ジェイムス・ブラウンがバンドに口すっぱく要求したThe One !こそ、この一拍目です。

「The One ! 一拍目が一番大事だ。ここだけは絶対外すんじゃねぇ。あとはどう遊んでもらってもOKだ !」

彼の言葉です。
これは、単に、リズムを合わせるだけでなく、そこにインパクトをもたせ、そこに続くフレーズとの抑揚でグルーヴを生み出す、という意味だと私は解釈しています。

そしてスネアは、ほとんどの場合二伯目と四伯目に入ります。
バックビートと言ったりしますね。
一拍目のバスドラに対して、どんなタイミングでスネアが入るのか ? このタイミングと後述するサウンド(音色)で、グルーヴが決まります。
3.グルーヴを左右するバスドラとスネアのサウンド(音色) ドラムは、大きさも多岐にわたり、材質も様々です。そして、各々ドラマーによってチューニングも違えば叩き方も違います。それら全部が合わさって彼らのサウンドになります。
例えば、ピッチ高く余韻が短いタイトなサウンドなら、ゴーストノートも転がって、よりファンキーで軽やかなグルーヴが似合います。逆に、低いピッチで、余韻も長いキックと、ピッチの高低問わず、余韻長く胴鳴りが深いスネアなら、よりヘヴィなロックビートが似合います。

よって、ドラムサウンドが楽曲やバンドのイメージ…

John Henry Bonham #2

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コロナなんちゅうとんでもない厄災に見舞われたりして、プログ更新もままならぬまま数ヶ月・・・

プログ自体のプラットフォームも、訳あってBloggerへ引っ越しました。

という訳で、ようやくJohn Henry Bonham #2です。

#1では、John Henry Bonham(以下ボンゾ)の使用したドラムセットを紹介しました。
彼のセットの特徴は、まずデカイ ! ということ。
バスドラムは、普通22インチですが、彼は26インチです。しかも、ノーミュート、ノーホール(フロントヘッドに穴なし)。

ただ、この時代のドラマーは実に様々で、どれが普通とは言い切れない部分もありますが・・・

ということで、今回は、彼のサウンドとは一体どんなものなのか? ということを実際のライブ音源から紐解いていきたいと思います。
物事を解明理解する方法として、同じようなものと比較するという方法があります。

つまり、同じ年代(ライブ録音に用いられた機材があまり違わない)、同じ条件(スタジオだとスタジオギミックがフルに活用できるためライブ音源の方が望ましい)、できるだけ似たような機材セットとジャンル(機材は当然ですが、ジャンルは演奏法という点においてという意味です)というように条件を揃えることで、逆により違いが浮き彫りになると考えました。

では早速、音源を並べてみましょう。
まずは、Deep Purpleでのイアン・ペイスです。
ボンゾとペイス、ほとんど同じセットながら、若干ペイスの方がさらにデカイ ! ! 
しかも、ペイスのバスドラもノーミュート、ノーホール !
https://ja.wikipedia.org/wiki/イアン・ペイス#1971年~1974年
バンド同士も同じようなハードロック系に括られがちですが、音楽性も対照的ならドラムスタイルも対照的です。
ここら辺が実に面白く素晴らしいですね。まさに個性の激突です。

※ただし、レコーディング時は、バスドラ22インチ1フロアの普通のセットを使用していたようです。
音源は、彼らの最高傑作とも呼び声もある、1973年の作品「Live in Japan(Maid in Japan)」より、Highway Star。



まぁ、全てのサウンドが素晴らしいですね。このサウンドの秘密を解明するのに、40年位かかりました。真実は実に意外でした。これはまた別つの機会に。

次は、Beck Boger…

John Henry Bonham #1

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ジョン・ヘンリー・ボーナム。
一応フルネームで紹介してみました。言うまでもなく、あのっ ! Led Zeppelinのドラマーにして、Rock史上最高のドラマー ! ! (俺談)
こんな呼称は、別に珍しいことではなく、もはや常識と言っても良いでしょう。なので、今回は、彼のグルーブだとか技術だとか、高速3連頭抜きワンバスがスゲェ〜とか提灯記事を書きたいわけではなく、エンジニアらしい切り口で、なぜ、彼こそRock史上最高なのか?! ということを数回に分けて紐解いてみたいと思います。
しかし、二回目にしてこんなこと書いて誰が読んでくれるとやろ?
しかも、俺ドラマーじゃねーし(爆)
という基本的な疑問は置いておくのが本ブログの趣旨であります!!

ということで、まず、彼が使っているドラムセットから。
キャリア全体では、主にシェル材違いによる4種類程度あるようですが、メーカーは全てラディック。

1969-1970 ラディック・ナチュラル・メイプル
      12×15ʺ タム
      16×16ʺ フロア・タム
      16×18ʺ フロア・タム
      14×26ʺ バスドラム
      6.5×14ʺ LM402スープラフォニック / スネア
      ヘッド = スネア/タム/バスドラ=レモ
      パイステ / ジャイアントビートシリーズ
      24・20・18・15×2

1970-1973 ラディック・グリーンスパークル
      10×14ʺ タム
      16×16ʺ フロア・タム
      16×18ʺ フロア・タム
      14×26ʺ バスドラム
      6.5×14ʺ LM402スープラフォニック / スネア
      パイステ / ジャイアントビートシリーズ
      24・20・18・15×2

1973-1975 ラディック・アンバー・ビスタライト
      10×14ʺ タム
      16×16ʺ フロア・タム
      16×18ʺ フロア・タム
      14×26ʺ バスドラム
      6.5×14ʺ LM402スープラフォニック / スネア
      パイステ / ジャイアントビートシリーズ
      24・20・18・15×2

1975-1980 ラディック・ステンレスス…

ホームページ、リニューアル完了!!!

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長いことかかったホームページのリニューアル。やっと完成しました。 思えば、昨年2019年の年賀状に書いた2019年の目標が、リニューアル、でした。年を跨いでしまいましたがようやくお披露目できます。
偏に、我が娘ちゃんのお陰です。誰に似たのか、女の子なのにやたらとこういうのに強く、以前から自らのダンススタジオのホームページを一から作ったり、一眼を使ったPVを制作していましたので、今回も、原稿を僕が作り、娘が仕上げてアップする、という行程で臨みました。
ところが、娘が日常使用しているAdobeのソフトが突如使用不可になり(Adobeの悪癖)、巷で噂の、Wordpressで制作することにしたわけです。
ところがこのWordpressが曲者、くせもの、クセモノ!、つーしろもんで、とにかく使い難い。本来、秋頃アップする予定だったのがこんなに長くかかってしまいました。しかし、よくやってくれました。さすが俺の娘 ! ということで、例によって、クセの強いホームページになってるやもしれませんが、どうか皆さま、今後ともエコーフィールドをよろしくお願い致します ! !
また、このブログでも、あんなことやこんなこと、なんやかんやとマニアックなネタを書いてゆく所存でございます。
どうぞ、ご興味のあるクセの強い皆様、お読みいただければ幸いです。